今年の春は尾崎豊の名前をよく見かける気がする

いつものこの季節よりも。25年だからか。


ヤフートピックスにも並んでいた、ギタリストの江口さんの
バックバンドの一員だった頃の話を読みました。
ミュージシャン尾崎豊と関わりのあった人たちは
沢山いるはずだけど、表に出てくるのはいつも決まった方々なので
あまり表立って出てこない方々のお話はとても興味深かったです。
バックバンドである「Heart Of Klaxon」は江口さん曰く
「聴くのに脳みそをあまり使わない陽気なロック」をやっていて
「尾崎くんの音楽とは180度、違いました。でも、結果的にそれは良かった」
「互いに影響を受けて、成長していった」とのことです。


そういえば「存在」のライブ映像を初めて観たときに
うわ、ライブだとこんな陽気なアレンジだったんだ!?って
かなりびっくりしたのですよね。
好きな曲なのですが、思わぬ一面に触れた感じでした。
後追いのファンには知り得ない世界。新鮮です。
もちろん、尾崎豊の映像ソフトなどはある程度残っていますので
後からでもある程度観ることはできるのですけど
当然、実際に通い倒してた人と同じ空気は体感できないし
アレンジひとつでも「おなじみ」なのか「この日はちょっと別」なのかも
わからないですからね。ライブという場が大好きだからこそ思うわけです。
そういえば尾崎豊に関しては、それほどライブ映像には触れてないなぁ。
これはまあ単に、ファンになりたての頃はまだ高校生だったので
映像ソフトに割けるほどのお金がなかったというのが主な理由ですが。


そしてもうひとつ、NHKの21時台のニュースにて
ごく初期のライブ音源が紹介されたり。
尾崎さんはミュージシャンを目指していたのとは別に
先生という夢も持っていたのですね。
これは、もしかしたらそこそこ知られた話なのかも知れませんが
私は知らなかったので、かなり驚いてしまいました。
早い段階でひとつの道を決めて、邁進してきた人だとばかり・・・。
ひとつの道を決めたことで、他の道とは分かたれることとなってしまった。
そんな思いもしていた人だったということを今になって知り
えも言われぬ気持ちになりました。
先生かぁ・・・そういう道もきっと似合っていたように思えます。