仮面ライダードライブ 第43話 感想

ドライブ最終回までもう残り少ないけど
せめてここからでも、毎回感想を書いていきたい!


ということで、第43話の感想いきます。
今回は色々思うことが多くて、かなり長めです!
よろしければ、しばしお付き合いください・・・。


進ノ介が屋上っぽいとこで久々にゴロゴロしていたら
チェイスが霧子とともに屋上に現れる。思わず身を隠す進ノ介。
しかし、進ノ介の存在とそのただならぬ表情に気づいたチェイス
話は切り出さないまま、屋上を去ってしまう・・・。
そして、食堂の席で向かい合う進ノ介とチェイス
「おまえの愛する人も霧子なのか」ド直球ですチェイスさん。
進ノ介、狼狽しまくりジュースこぼしまくりながら否定するが
自らの霧子への想いを初めて自覚するのだった。


いや、クリスマス回のラストで二人きりでディナーと思いきや
特状課の皆も一緒でしたー!ってなったとき
進ノ介、めちゃめちゃがっかりしてたよね!?
それまでは劇中の言葉通り二人はバディだと思っていたけど、あの場面で
そうか進ノ介は霧子のこと好きだったのかーと思ってたのに。
本人は自覚なかったのか・・・!
進ノ介が、敵だった頃のチェイスを「おまえは霧子のナイト様なんだよ!」
と説得しようとした場面、自分も霧子のこと好きなのにかっこいいなぁ
なんて思ってたというのに・・・自覚なかったのかよ!
あの心込めた説得はよかったからいいけどね。


シフトカーに蛮野対策を施しているため、しばらく変身ができない。
それを待ちながら食堂で向き合うのは、今度は剛とチェイス
進ノ介もチェイスも剛にしろ、この回は揃って丁寧にストローで飲み物を。
チェイスはお冷やをストローで飲むんですね・・・。
「俺は霧子を愛しているようだ」チェイスの言葉にアイスコーヒーを
思いっきり吹き出す剛。ここ、実に見事な吹き出しっぷりでびっくり。
霧子は誰を愛しているのかと、さらに畳み掛けてくるチェイス


「何故俺に訊く。俺はおまえのダチじゃねえって前にも言ったろ!」
「ダチとは、心を通わせた友のことだと理解している。
おまえとはそうなれないのか」
いつの間にか、友という概念も理解してたんですねチェイスは。
その上で、剛とそうなれないだろうかと思っていた。
しかし剛に「おまえはロイミュードだ、なれるわけない!」と強く否定され
チェイスはこれまでの、剛との度重なる対立を思い返す。


つまり、人でないものの愛を、霧子は受け取ることはできないだろう
ということか・・・心の中で呟くチェイス
あいつどっかぶっ壊れちまったんじゃねえのか、と苦笑する剛。


キカイダー(私の知っているのは今のところアニメ版と漫画のみですが)の
ジローが好きな私としては、最近のチェイスはジローとつい重ねてしまう。
チェイスの想いの行く末は、かなり気になるところ。
受け入れられるかどうかはともかく、せめて告白だけでも!と思うけれど
チェイスはこのままだと、自分の想いを心の中に留めてしまいそうだ。
そうなったら・・・剛がいらんこと言ったせいだー!


今回、多めのコミカル描写でなんとなく紛らわせつつも
剛がチェイスをいまだに、単なる機械としか思っていないということが
はっきり描かれていて、結構ショックだった。
かつて、ロイミュードであるチェイスに強くこだわる霧子に
剛がぶつけた辛辣な苛立ちの言葉。
「機械人形とのラブロマンスなんて、俺はごめんだから」
チェイスから霧子への想いを聞かされたら、剛はあのときみたいに
ものすごく怒るだろうなと思っていたけど、そうじゃなかった。
険しい態度という点では一緒でも、霧子が相手のときとは明らかに違って
剛は、チェイスの言葉はまともに取り合うことすらしていない。
ぶっ壊れちまったんじゃねえのか、とまで言っている。
そりゃもう色々あったけど、何だかんだで今は共闘するようにもなり
チェイスに向ける感情にも、多少は変化があったかと思っていたのになぁ。
これからラストまでに、何かしらの変化はあるのだろうか・・・。


そして霧子への想いを、とあえずベルトさんに相談してみる進ノ介。
ベルトさんまで取り乱しすぎ!研究一筋で生涯独身だったのだそうだ。
霧子のチェイスへの想いは「彼の境遇に対する同情」ではないかと
ベルトさんは言ってたけど、とてもそういう風には思えないけどなぁ。
とにかく、この二人の和やかな語らいの場面はよかったです。
劇場版を経ていると思うとなおさら。


そしてハートの頼みで、蛮野から必死に身を隠すブレンは
逃亡劇の中、自らのコピー元の人間を知ることに。
そして、自らのアイデンティティだと思っていたものが
実はコピー元の人間の模倣に過ぎなかったことも、同時に知ってしまう。
これまでひたすら面白スポットとして描かれていた部分が、模倣とは。
終盤に来て、ロイミュードの悲哀もしっかり描かれています。


そして黒クリムの正体もついに判明。ロイミュード004でした。
クリムが死ぬ間際に、ひそかにコピーしてたんだよ、とのことです。
さすがにちょっと、後付け感漂ってるような気はする。
それにしても、かつて自分の元を去った友人をコピーさせて従えるとか
蛮野さん、ものすごく、悪趣味です・・・!
自分の研究に出資してくれなかった青年実業家の姿を、ハートにコピーして
痛めつけた、というのと基本的に同じことやってるよね・・・。


あと警察では、ロイミュード対策部隊っぽいものが設立された模様。
幹部クラスでなければ、撃破できる体制は整ったようです。


ところで、蛮野が「待ちたまえブレン」と、余裕な口調と足取りで
ブレンを追い詰める場面は、何だかとってもムスカでした・・・。


今回は、蛮野対策のためしばらく変身できないという状況を置き
生身の主要キャラクターそれぞれの感情に、しっかり踏み込んでいく流れ。
先週の予告を見たときには、ここへきてラブコメ回挟んでる場合か!と
思ってましたが、いや実際にラブコメ回でもあったのですが!
恋愛方面のみでなく、登場人物たちの様々な感情にスポットが当てられた
見ごたえのある回でした。


そして次回は・・・ついにブレンさんが!?
うわーどうなる!