葦原大介 ワールドトリガー 第1話感想


葦原大介さんの新連載 「ワールドトリガー
週刊少年ジャンプ 2013年11号からスタート!!
本当に待ち焦がれてました。


新連載始まったためか、こないだから「葦原大介 読み切り」というワードで
ここを訪れてる方もちらほらいらっしゃる模様なので、一応貼っておこうかと。
「実力派エリート迅」 の感想はこちらになります。


では前エントリに書いたとおり、第1話の感想いきます!
あらすじ交えてますので、これから読むという方は飛ばしてください。
連載初回でページ数も多いので、感想もかなり長め。


まず「ワールドトリガー」というタイトルを最初に知った時は
前後編で掲載された「トリガーキーパー」をやはり連想。
さらに予告カットも少年2人組だったし。
なので基本的にはあの作品の基本設定を焼き直した感じで
そこに多少「迅」の世界観なども入ってくるかも?
という感じで予想してたのですが・・・
第1話を読むと思いっきり「迅」の世界観がベースだった!


ある時から、異次元へ通じる門が現れ
謎の怪物・ネイバーの襲来を受けるようになった三門市。
そのネイバーと戦うために作られたという組織・ボーダー。


今作では主人公ではなくなった迅さんですが
物語冒頭の、修がネイバーの襲撃から助けられたシーンで
早速かっこよく登場してます!


主人公の遊真は、登校途中に車にはねられるも無傷。
むしろ車の方がベッコリ。
遊真は、サポートロボっぽい黒い生き物?レプリカに
「生身なら 損傷していたのはユーマの方だっただろう」と注意を受ける。
それはつまり、はねられる直前に変身的な何かで難を逃れた?
あるいは「昔の遊真は生身だったけど、今はそうではない」という意味合い?


もう1人の主人公、修のクラスに転校生としてやってくる遊真。
はめている黒い指輪のことなどで不良に絡まれても、わりと受けて立つ感じで
見た目から受ける印象とは結構違う性格のよう。
遊真いわく、指輪は親の形見。


クラスの生徒から、何故髪が真っ白なのかと訊かれる遊真。
「昔は黒かったよ いつの間にかおどろきの白さに」
どこでそんなフレーズを覚えた(笑)日本に来たばかりなのに!
ま、それはさておき、昔は髪は黒かったのか。
さっきの生身云々の話とも関係あるのだろうか。


ネイバー警戒の立ち入り禁止区域にて、遊真を囲む不良たち。
止めるためについて来た修は、あっさりボコボコにされている。
おトモダチ助けてやれよと囃し立てる不良たちに対して遊真は
「助ける?おれが? なんで?」
「自分から首突っ込んできたんだから 自分で何とかしなきゃ」
たぶん別に遊真の性格が悪いとかいう場面ではなく、なんというか
結構大変な環境で育ってきたのかなという感じの言葉。
遊真が不良その1を早々と返り討ちにしてるとこにネイバー襲来。
逃げ惑う不良たち。先刻の返り討ちで足を怪我した不良その1が逃げ遅れ
ネイバーに食われかかる。


遊真、不良その1を助けに向かおうとする修に対して
あいつらが勝手に立ち入り禁止に入ったからじゃん!と、やはりドライ。
「なんでおまえが助けに行くんだ!?」
「ぼくが そうするべきだと思ってるからだ!!」


そして修、不良を助ける為にいきなり変身!ここには驚いた!
修はてっきり巻き込まれ&読者視点キャラだとばかり思っていたら・・・。
(変身といっても身体変化はなし。ボーダーの制服に変わり武器も出る)
駆け出しながら変身コード叫んだのも、ちょっと宇宙刑事っぽくて
なんだか特撮ゴコロがときめいた(笑)


不良の救出には成功したものの、ネイバーに苦戦する修だったが
そこに遊真も変身して現れ、助けてくれる。
先ほどの会話で何かしら感じるところがあったらしい。
遊真は修よりはるかに強く、ネイバーをあっさりと倒すほど。
変身にはキーアイテムとなる「トリガー」が必要なのだが
遊真の指輪はそのトリガーだった。


戦いを経てちょっと打ち解ける修と遊真。
遊真は死んだ父から「オレに何かあったら日本に行け」と言われていたという。
親父さんがボーダーの関係者だったのか、と納得しかけたのだが
親父はボーダーとは関係ない、と遊真は言う。
トリガーを持てるのはボーダーの人間だけのはず、と戸惑う修に
それはこっちの世界でのハナシだろ?と返す遊真が
次に告げたのは驚くべき言葉。
「おれは門の向こうの世界から来た」と、彼は言うのだ。


というのが第1話。謎含みのままで終わる初回でした。
これからどう転がって行くのか気になるところ。


巻頭カラー、見開きのカラーってやっぱりいいなぁ!
考えてみると、葦原さんの見開きカラーというのは
りりエンタールの第1回以来では。ほんとに久々!
この見開きカラーで4人並んで、それぞれの前には謎の立方体が。
並んでいるのは、迅・女の子(第1回には未登場)・遊真・修
立方体の大きさと色は、4人それぞれが持っている能力で
その大きさ・色は、能力の強さ・種類を表しているのではないだろうか。
もしそうなら修と、異世界から来た遊真で色が違うのは納得だけど
迅と遊真も、同種の力を備えているということなのか?


葦原さんの作品をリリエンタールのみ知ってるという人は
この新連載読むと結構戸惑うかも知れないなぁ。
最初に読み終えたときにまずそんなことを思った。
色々がらっと変えてきてるので。
でもちょっとした台詞回しなどに、葦原さんらしさが感じ取れて
ああこの感じいいなぁと、何度も読み返した。
なのでやっぱり、ちょっとでも気になってる人はぜひ読んでほしいと思う。


それと!学校にて不良たちが遊真に丸めたページを投げつける場面
不良その1の持ってるジャンプにリリエンタールが載ってる!
こういう細かい部分も葦原さんらしい。
小さいコマなので、読むの3周目あたりでやっと気づいた!
リリエンタール読んでるなんて、案外いいとこもあるやつなのかも?
と一瞬思ったけどよく考えたら、そのページを破いて投げてるんだから
やっぱり全然いいやつじゃないじゃん!危うく騙されるとこだった(笑)


そんなこんなで、スタートしたばかりの葦原大介さんの新連載。
新連載開始を知らなかったというファンの人がもしいたら
ジャンプ最新号からなのでまだ大丈夫!今週中に本屋にGO!