劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊 感想

すっかり新年の挨拶をしそびれつつ、今年最初の更新です!


昨日観に行ってきました!公開2日目。
行ったのが日曜の最終上映回(といっても19時台でしたが)の上
前日から大雪という条件も重なり、お客さん少ないかも・・・と
思いながら、シアター番号を確かめて入ったところ


お客さんが、自分含めてたったの2人・・・!!


危うく貸し切りの一歩手前!!
メインの客層はあまり訪れない上映時間帯だろうし
加えて悪天候ときては無理もないのですが、驚きました・・・。


そんな貸し切り寸前体験はさておき、映画は楽しかったです!
どちらの戦隊を好きな人にもおすすめ。
個人的には、ニンニンの終盤は釈然としない展開が多くて
ストーリー面では思い入れが少なめな作品なのですが
この映画にて、キャラクターの魅力を再確認できました。
そういえば、戦隊のVS映画をちゃんと見るのは初めてのような。
(去年、トッキュウVSキョウリュウのTV放送やってたのは見ましたが
あれはTV放送用にだいぶ編集されて細切れだったらしいですし)


ダイレクトなネタバレは避けていますが
そうでもないかな、という内容にはしっかり触れてますので
前情報を入れたくない方はお気をつけください。


といっても、ストーリー自体には目新しさはあまりなくて
敵の策による誤解から対立、その後の共闘、この流れに
いわゆる春映画的な(?)要素も含んでいるという
近年の戦隊・ライダー映画をある程度見ている人には
わりと既視感のある展開だったのではないかと。
(あ、誤解展開に説得力を持たせてたのには感心しました。
山中のキャンプにて、たまにはジューマンの姿で息抜き。
そこをニンニンメンバーに見られてしまうという)
未来からやって来た少年、というのも近作を連想しますし。
戦隊40作記念での、レジェンド戦隊要素もそれほどでもなく。
ただ、この映画を観終えた後だと、もともとそのあたりには
そこまで重点を置いてなかったのかなと思います。


ジュウオウとニンニン、どちらのメンバーも
とにかくとても生き生きしててですね
キャラクターの魅力を描き切った作品となっています。
特に、タカ兄の相変わらずっぷりときたらすごい!
この映画の脚本は、ジュウオウメインを務める香村さんなのですが
天晴は、TV本編そのまま・・・というかさらに輪をかけてないか?と
思うほどの、あの単純さというか突き抜け加減というか。
他のニンニンメンバーもまったく違和感がなく
香村さんの手腕に改めて唸りました。


あ、でも、少年の元にとあるアイテムが、という場面で
天晴が即座に状況を理解する、あそこだけは
タカ兄ちょっと頭良すぎ!と思っちゃいました(笑)


ジュウオウサイドはですね
えーと、大和ほんとにお疲れさまです・・・!
これだけ人数がいるのに、唯一といっていい常識人ポジションなので
前半ではひたすら振り回されっぱなしでした。
あの温厚な風切大和さんが本気でキレるところが見られるのは
ジュウオウVSニンニンだけ!!(たぶん)
いやほんとに、かなりのインパクトでしたよ・・・。
とはいえそこは大和なので、すぐに落ち着こうとしてましたが。
あと「忍ばないの?」という常識人ツッコミが素敵。


みっちゃんは序盤から散々な目に遭いまくりでした。
それだけに、キンジのいつものあれに大感激するシーンは
微笑ましかったというか、笑いを噛み殺すのが大変でしたよ!
ただなみっちゃん・・・その金ピカ忍者もたいがい
人との距離感おかしいからな・・・。
加えて、みっちゃんはやや思い込み激しいところがあるので
あとあと「僕の気持ちを裏切ったな!!」的な事態にならないか
ちょっとだけ心配してしまったり(苦笑)


凪がレオを評した台詞には、今かなり失礼なことを言ったのでは!?と
思いつつ、まあでも実際、近いタイプとはいえる・・・のかな?


シノビマルの、巨大ロボらしからぬアクションいいよね!
やっぱ、TV本編でももうちょっと披露してほしかったなー。


ゲストの少年に、途中までわりと疑いを抱いていました。
ごめんなさい・・・あの映画とか見てたら仕方ないよね!
(あ、少年の名前はちゃんと覚えてますが、書かないのは
一応ネタバレを避けるためです。最初に普通に明かしてますし
もしそうでなくてもだいたいわかるんですけど、一応は)


そして、この映画を観ながら多くの人が思ったはずの疑問点!
けどそこはまあ、細かいことは気にするなって感じで
なんとなく流すのかなーと思ったんですよ。
しかし、ラスト近くでタスクがきっちりその疑問を挙げて
おお!ちゃんとそこ触れるのか!と答えを待ったところ
・・・いやー、ラストに明かされる衝撃の事実!!


しかも、序盤での数ある「タカ兄ちょっと単純すぎない?」という
ポイントのひとつが、ああそれですぐ納得したのか!という
作りにもなっているのが見事です!


なお、これを聞くと当然さらに浮かぶ疑問があるのですが
そこまではあえて明かさない。
もちろん知りたい人もいると思いますが、個人的には
この加減が絶妙だなぁ!と感じました。
さらなる疑問にまでもしっかり答えてしまうと
期待どおりとうれしい人もいれば、残念に思う人もいるかも。
ここで留めておくのが、想像の余地があっていいなと思います。


そういえば、キュウレンジャーさんの先行お披露目も。
最初は、あ、やっぱりメインは5人で進める感じなのかな?とか
一瞬思わせておいて、すぐに他の4人も登場します。やられた。
実際見ると9人はやっぱり大所帯ですね!どう動かしていくのだろう。
あとレッドの口癖らしきものが判明してました。そのまんまだ。


最後はEDでのダンス!!実に楽しそう。
思い返すと、ニンニンメンバー約2名のダンスは折り紙つき。
さらに思わぬやつらまで踊ってて、ちょっと目が点になりますね。
あーやっぱり、大勢で踊るジュウオウダンスほんとにいいなー!
ここがこの映画の本編と言っても過言ではない(過言です)
・・・前にも同じようなことを言っています。


こういう感じで、今年最初の映画館は楽しかったです!