音楽は種族を超える 動物戦隊ジュウオウジャー 第8話 感想

この間、ジュウオウジャーの録画のうちの1本を誤って消してしまって
わりとへこみました。
この作品は全話ディスクに残しておくつもりだったのに。
これはもうブルーレイコレクション揃えなよということか・・・?


何だかいつもチラシ配りに繰り出してる気がする皆さん。
5人もいるんだから、もっと広範囲で試みてはどうだろうか。
めんどくさくなって、つい街をぶらつきモードのレオは
通りすがりのヘッドホン青年の様子に興味をひかれ
「おい人間!」と声もかけたけど反応はなかったので
そのヘッドホンをひょいと自分にはめてみたら
すごく好みの音楽が聴こえてきた!
音楽にテンション上がるレオと、それは自分の作った
音楽だという青年・大輔は意気投合したのだけど
直後に敵の気配を察知し駆け出すレオと
自分のヘッドホンをしたままのレオを追う大輔。


敵の音波攻撃で街の人たちが狂暴化。
狂暴化作戦は最近も結構見ますが、バットで車をボコボコにという
定番な暴れ方は、今どきだとちょっと珍しめ?
ボンネットに飛び乗りフロントガラスを叩き割るところを
車の中から撮ったカットが、妙に迫力を追求してました!
聴覚に優れたセラも、音波にやられ狂暴化。
ヘッドホンの音楽のおかげでレオは無事だったものの
彼を追ったために現場に居合わせ、音波で狂暴化した大輔が
利き手を痛めてしまう。
ミュージシャン志望の彼にとって大事なオーディションが
明日に控えているというのに・・・。


大和は騒音怪人対策として、全員分のヘッドホンと携帯プレーヤーを準備。
(全員分買い揃えるとか、さりげなくすごいことを・・・)
それでも特に耳の良いセラのことはみんな心配で、留守番を勧めるものの
意外とすぐムキになるタイプのセラは断固として拒否。
「また暴走してみんなの足引っ張るとか、セラちゃんもいやでしょ?」
わりとストレートながら、ちゃんとセラへの気遣いも見せるこの言い回し!
とてもアムらしいなって思いました!
その前の大和の台詞も、セラへの気遣いの方が前面に押し出されてて
いい人たちだよなぁほんと。


その頃、大輔の怪我に責任を感じたレオは彼の家へ。
怪我のせいで思うようにギターが弾けず、明日のオーディションを
諦めようとする大輔と、なんとか行かせたいレオが言い争いに。
ところでレオさん、どういう気持ちかはよーくわかるのですが
手を痛めてる相手に、好きなだけ殴れとか言ってはダメです(苦笑)
気持ちが昂ったレオは本来の姿を大輔に見せ
「人間じゃねぇ俺がこんなに気に入った曲だぞ!
人間が気に入らねぇわけがねぇ!」と、大輔の逡巡を
かなり荒っぽく、だけど真摯に断とうとするのだった。


そして翌朝。
レオが大輔を訪ねるとそこには、オーディションへ赴く彼の姿が。
「ライオンの君に響いた、俺の音楽なら、人間相手でも
爪痕くらいは残せるかなって」
昨日はレオの本来の姿にかなり怯えていた様子の大輔も
ちょっと落ち着いて、尻尾を触らせてもらったあり。
レオは騒音怪人を倒すことを大輔に約束、大輔はそんなレオに
自分のヘッドホンと携帯プレーヤーを託す。


大和たち4人は、一足先に騒音怪人との再戦。
結局やって来たセラは、耳元に布ぐるぐる巻き+妙に大きい
ヘルメットで「騒音対策は、完璧よ!」
・・・前見えてませんけど。
わりとコミカルな場面になっていて、タスクのみならず
もしかしてセラも、面白キャラをちょっと担当してる?
昨今は「純然たるクールキャラ」というのは
もはや絶滅危惧種なのだろうか・・・。
4人が変身したときに、セラのヘルメットのバイザー部分からも
青い光が漏れてる描写が細かくてよかったです。
そして今度は、パワーアップした騒音怪人の音波攻撃に
セラ以外の3人がやられてしまった!
ここで3人が、というのはちょっと意表を突かれました。
そして、大輔の音楽とともに駆けつけるレオ。
セラは慌てて「ヘッドホンだけじゃ無理!」と
怪人に突進していく彼を止めようとするが
大輔の音楽に加えレオ自身の咆哮が、音波攻撃に打ち勝った!
レオの「声が大きい」という特性も、こうして活かしてくるのかー。
レオはその勢いのままに騒音怪人の拡声器部分を破壊。
正気に戻った3人を加えた全員で、騒音怪人を撃破。
巨大戦では、キングとワイルドの2体揃い踏みも披露。


オーディションには落ちたという大輔だったが
心から詫びるレオに向ける、彼の表情は清々しいものだった。
「ライオンの言うとおり、諦めなくてよかった」
音楽事務所の名刺を見せられてもきょとんとしているレオ。
えーと大輔さん、ライオンさんはたぶんまだ
漢字までは習っていないんですよね。
というか、名刺ってアイテム自体を知らない可能性が大。
「今回はダメだったけど、また曲作ったら持ってこいって、
言ってもらったんだ」
ピンときてない様子のレオに、大輔はもうちょっと
わかりやすく説明。やっと喜びの声を上げるレオ。


脱線しますが、初めて大輔の音楽を聴いたレオの反応を見ると
レオはそもそもロックというジャンルの音楽に出会ったのが
初めてだったっぽいなぁと思いました。
たぶんジューランドにはなかったんじゃないかな。
(そもそもこちらでのロックの誕生も、1950年代あたりからだし)
そしてレオはロック好きの素養があるのではないかな。
こちらでいろんなロックに出会ってみると、きっと楽しいのでは?
古今東西のロックを、大輔にいろいろ聞かせてもらってみては。
あ、もちろんあるジャンルが好きだからといって、そのジャンルなら
何でもかんでも好きになるなんてことはまずないので
レオは大輔の音楽がとても好きってことは変わらないでしょう!
で、それならジューランドには、こちらにはない音楽も
もちろんあるってことで、どんな音楽か気になります。