靴下持って辿り着こう 動物戦隊ジュウオウジャー 第4話 感想

仲良さげに道を行く人たちを、次々と投網で捕らえる敵怪人。
そして、親しい人同士で戦うことを強います。
最初のお兄さん、結構割り切り早いな。


街に買い物に繰り出したセラとアム。
前回みたいなやつではなくて、もっと日常的なお買い物。
2人を追ってきたレオは、荷物持ちを申し出ます。
そんなレオに対し不機嫌になるセラ。荷物も預けません。
そんな3人はデスガリアンの気配を察知し
駆けつけてみるとそこには、怪人に脅されて戦う人たちが。
戦いに負けた方は樽にされて、永遠に宇宙をさまようこととなり
勝った方もそのことに苦しむ・・・その様子を楽しむことが
このバトルの目的だった!ジニスさん上機嫌。


変身し怪人と戦う中、網からアムを庇ったセラとレオは
捕らえられてしまい、怪人は2人をさらって行きます。
キューブを奪われた2人は、特製リングで戦わされることに。
なお、負けて樽にされた人は、偶然アムの剣が当たると
元に戻ってました。もっと苦労するかと思ったら結構あっさり。


大和はイーグルに変身して、空から2人を探します。
結構低空飛行してるから、沢山の人に目撃されまくってそう。
しかし手がかりは得られず、肩を落とす3人・・・。
そこで、犬を散歩させる人を見かけた大和に妙案が。


大急ぎで家に戻ると、 レオの靴下を手に
「タスク、匂いを嗅ぐんだ!」と迫る大和!
「そっか、匂いを辿って居場所を探すんだ!」
「いやだ!どうして僕が、レオの靴下なんか」
感心するアムと、断固拒否するタスク。
「じゃあ、セラちゃんのにする?」
アムがさらっとすごいこと言い始めました。
そしてタスク・・・今、葛藤しましたよね?
あ、そっちなら、ありかも・・・みたいな反応しましたよね?


アムの提案に、大和もたじろいでいます。
目の前に差し出される2人の靴下、選択を迫られるタスク!
こ、これは・・・論点がいつの間にか
「レオの靴下の匂いを嗅ぐか否か」から
「どちらの靴下の匂いを嗅ぐか」ということに
巧みにすり替えられている!
さすがアム!大和にできないことを平然とやってのける。
そこにシビれるあこがれる。
タスクは意を決してレオの靴下を奪い取り、匂いを嗅ぎます。
「よかったぁ・・・こっちを選んでくれて」
日曜朝にふさわしくない画をギリギリで回避し、胸を撫で下ろす大和。
タスクが紳士で本当によかった・・・!
そんな一幕を真理夫叔父さんに目撃されて、あらぬ誤解が生じるなど。
大和はもっと全力でフォローするべきだよね!


一方、リングの上の2人。
レオの拳から、彼の手加減を感じ取るセラ。
「あんた、自分が負けるつもりでしょ。
「女ぶっ倒すとか、男のすることじゃねぇだろ。
男は、女を守ってなんぼだ」
「あんたのそういうとこ、ほんと嫌い!」
レオの言葉に、怒りを露にするセラ。
2人はジューランドの武道会でも戦ったことがあり
そのときに勝利を収めたのはセラの方。
しかしセラは気づいていた・・・。
「女だと思って、あんたに手加減された!
そういうの全然うれしくない!」
ずっと苦い思いを引きずってきたセラは
今度こそ本気の勝負をと、レオに迫ります。
セラの言葉を受け「死ぬ気で来いよ」と表情を変えるレオ。
元の姿に戻った2人は、改めて拳を交えます。


2人の最後の一撃が、相手に今にもぶつからんとする
すんでのところでイーグルたちが駆けつけ
特製リングを無効化、 2人のキューブも取り戻します。
怒りのセラとレオは、決め台詞も奪う勢い。
ところで、今回5人で決めポーズ取ってる場面。
イーグルの剣が伸びてるとこが、CGじゃなく実物で
ここまでしっかり映るのって初めてじゃないですか?
イーグライザーかっこいいので、もっとばんばん映してください!
ちなみに、レッドの剣で私が特に好きなのは
二代目バルイーグルの日本刀と、レッドワンのファイヤーソード!
ファイヤーソードについては、以前にも書いたことありますが
まだCGとかない頃なので、ほんとに燃えてるんですよ!


圧倒的な力で怪人をねじ伏せるライオンを見つめるシャーク。
セラ!と呼ばれ、はっとして連携攻撃に。
レオが、最後はあくまで連携というかたちにして締めたのは
今回のセラの怒りを汲んだからなのか、あるいは無意識なのか。
ここにレオの気遣いのようなものも垣間見える気がします。
ただ、セラがそれを快く思うかどうかはまた別なんだよね。
この場面に限っては、そこまで意図されてはなさそうにも思えますが。
いや、やっぱり明確な意図で描かれてるのかもなぁ。
レオは特に意識せずとも、ナチュラルにこういう行動をするタイプだと。

それから巨大戦に突入後は、キューブ4・5が投網に捕らえられて
どうしようってなってたところに、キリンが網を吸い込んで
助けてくれたり。キリンさん、掃除機能まで!


戦い終わって帰宅、セラとレオは大和の手当てを受けます。
ボロボロになった2人の服を整理していたら
真理夫叔父さんから誤解を深められてしまうタスク。
もうやめてあげて!今回のたいへんな功労者ですよ!?
大和とアムは、もっと全力で誤解を解いてください!
特にアム!大和の言葉にうんうんって
力いっぱい頷いてるだけじゃないか(笑)


そんなドタバタをよそに、セラはレオに問いかけます。
「あのときみんなが助けに来なかったら、あんた
あたしのカウンター食らうつもりだったでしょ」
明らかに動揺し、洗濯物は任せろ!とかなんとか苦しい台詞で
その場をごまかしながら部屋を出ていってしまうレオ。
「やっぱり。いつか絶対、本気出させる」拳を固め、呟くセラ。
一方レオは、ベランダでひとり感情を爆発させます。
「あー!しょうがねぇだろ!女ぶちのめすくれぇだったら
嫌われた方がましだって思ったんだもんよ!」
自分の選択がセラを怒らせてしまうのは承知の上で
それでもこうせずにはいられなかった。
・・・今回の話は、どちらの気持ちもわかるんだよほんとに!
簡単にどうこうなるような問題じゃないから難しい。


前回の予告で、2人揃ってのエピソードと知ったときは
あれ、個別ではやらないの?と思ったのですが
主人公との交流主体の2・3話の手法とは変えて
旧知の2人の関係性にスポットを当てることで
それぞれのキャラクターをしっかり描いてくれました。


次回は、もの静かそうなゴリラのジューマンが登場!