旧広島市民球場にて


旧広島市民球場、閉鎖前最後の日となった今日。
地元大学生の主催による、広島カープOBとの交流試合が行なわれました。

この球場をできるだけたくさん記憶に留めておきたくて、行ってきました。


私が初めて広島市民球場に野球観戦に来たのは、幼稚園の頃でした。
年代を確認してみたところ、どうやら古葉監督の最終年だったようです。
家族5人で来て、まだ赤ちゃんだった弟が、応援の音に驚いたか何かで
泣き出したことは、かろうじて記憶に残っているのですが
試合の内容や勝敗についてはまるで覚えていません・・・。


熱烈なファンの人たちと比べると
そこまで足繁く球場に足を運んでいる方ではありませんが
広島に住んでいると、カープは日常の一部。
街の真ん中にある、この市民球場もそうです。
なくなってしまうことが正直、いまだに想像がつきません。
何とか残しておけないものかなと、今でも思います。
改修して2軍で使うとか。そしたら2軍戦行きやすくなるのに。


球場内に入ったのは最終公式戦以来なので、約2年ぶり。
久々に来て、うわ狭い!ボロい!と、改めてびっくりしました。
ズムスタにはそりゃ出来たてだし、広々としてますからね。
でもすぐ、ああここはこんな感じだったなぁと。
グラウンドなんてほんとに目の前ですね。


この日は、地元テレビ局も沢山来ていたし
集まったお客さんも、色んな場所を写真に撮っていました。
私もとにかく名残惜しくて、色んな場所の写真を撮りました。
来たことがない方にも、雰囲気が少しでも伝わるといいなと
そういうわけでここから写真ラッシュに突入します。
これでも一部です。ほんとはさらに大量に撮ってる・・・。





正面入口を入ったところには
球場が50周年を迎えた時の、セ・パ両リーグの監督からの
お祝いメッセージの入った色紙や
様々な時代ごとの、球場の遠景写真のパネルが掛けてありました。






試合開始。
カープOBチームは、安仁屋・達川のバッテリー!
達っちゃんは現役時代を彷彿とさせる詐欺プレーなどで
お客さんを沸かせていました。
そして、安仁屋さんの球がよかったなぁ。
ほんとに60代半ばの方なのだろうかと思いました。















試合は、6-6の引き分けで終了。
それから大学生チームが守備につき、カープOB対決あり。
下の写真は安仁屋さんと達っちゃんの対決。
この二人の対戦は初めてとのアナウンスが流れる。





それから、継承式、終球式があり
両チームで記念写真の撮影。






試合が終了してからも、球場の利用時間はもうしばらく残っていて
お客さんたちは球場の色んなところを回っていた。
普段は目にできない場所も、結構扉が開け放してあって
放送席とか、こんなところなんだなーと思った。







グラウンドへの扉も開放されているようで
いつの間にか人が結構降りている。
私もグラウンドへ行ってみたくて、しばし扉を探し回った。


グラウンドはとても広かった。
球場入った時には狭いと感じたのに、グラウンドはこんなに広いんだ。
選手はこんな景色の中でプレーをしていたのですね。


ベンチからもグラウンドを眺めてみました。
グラウンドのお客さんたちは、色んな場所で
選手になりきってポーズを取ったり、それを写真に収めたり。
グラウンドでもやっぱり、ピッチャーマウンドは特に人気で
投球ポーズで記念写真を撮っていく人多数。


いつの間にか、北別府も来ている。
夕方のニュース番組に出るんだよね。球場からの生中継。
そのうちに球場利用時間の終了も迫ってきて
名残惜しい気持ちで市民球場を後にしました。
ズムスタはほんとにいいところだけど
狭くて古い市民球場も、とても素敵なところで
あの場所の空気を、これからも覚えていたいです。